鳥羽の名所

日和山方位石

方位石

鳥羽駅の近くにある標高68mの小山で、鳥羽湾を見晴らすビューポイントのひとつです。昔はこの山から日和を見て、船出や入港を決めたといわれています。 展望台への遊歩道もあり、ここからは鳥羽湾が望めます。展望台にある方位石はよく研磨された上質の御影石で、全国的に珍しい八角形の上に円形 の方位盤を乗せた形状をしており、盤面には四方と十二支による方位が彫られています。 この方位石は文政5年(1822)に作られたものですが、寛政9年(1797)刊行の「伊勢参宮名所図会」にも方位石の存在が記録されていることから、現在のものは2代目であると考えられています。またこれは、市の文化財にも指定されています。

鳥羽城跡

九鬼嘉隆が文禄3年(1594)に築いた城で、九鬼水軍の本拠地となっていました。一般的な海城は海を防御のために利用するのに対し、この城は建物の正門である大手門が海側に突出して造られるという、全国でも珍しい形をしており、そのため「浮城」とも 呼ばれ、まさに水軍の城と呼ぶにふさわしい城でありました。しかし明治以後に建物は取り壊され、蓮池の堀は埋め立てられて錦町ができ、現在では面影のみが残されているだけです。

めだかの学校

樋の山の中腹にあるホテルの一角にあり、メダカ池や水車、藤棚、無料の足湯などが設けられた自然豊かな公園です。「遊び」と「学び」をテーマにしていて、春には1万匹のメダカの群れが泳ぐ姿が見られ、秋にはトンボが飛び交う自然を味わうことが出来ます。また、体験教室が併設されているので、子どもさんはもちろん、家族で楽しめます。